援交のリスク、男性編と女性編を書きましたが、援助交際での最大のリスクは、逮捕されることです。単純買春では、18歳以上を相手にした場合は逮捕されることはありませんので、逮捕されるのは18歳未満を相手にした時です。
ここで整理しておきますが、援交というのは相手の年齢によって罪の重さが全然違います。
相手が18歳未満の場合は児童買春罪
ちなみに相手が13歳未満の場合は強姦罪になります。
相手が18歳以上の場合は捕まらない
買春は売春防止法で禁止されているのですが、罰則規定がないため逮捕されることはありません。
18歳未満を相手にした援助交際は児童買春罪になります。児童買春罪の量刑は、5年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金です。
捜査では、余罪があるかどうかが調べられます。性犯罪ですので、性的な嗜好も調べられます。具体的には、自宅にあるビデオやPCの中の画像や動画などです。
量刑に関しては、相手方の女の子から誘ってきたのか、それともこちらから強く誘ったのかといった犯行のきっかけや、示談が成立しているかどうか、余罪があるかどうかなども考慮されます。また、犯行後に被害者やその関係者が加害者に対して脅迫などをしていることもあり、そういった場合は量刑が軽くなることもあります。
なお、刑事罰だけでなく、会社をクビになったり、家庭が崩壊したりする社会的制裁も受けることになります。
援交なんかしてもめったにバレない、と思うかもしれません。実際、どれくらいの確率なのかはわかりません。しかし、逮捕される可能性がかなりあることは間違いありません。
援交というのはどのように発覚するのでしょうか?援交する女の子が自分で警察に被害届を出すことはまずありません。しかし、援交は結構な確率で発覚し、補導されるのです。
一番多いのが、援交する女の子が何かしらの問題を起こして補導されるパターンです。援交をするような女の子は、普通の子もいますが、素行に問題がある子も多いのです。そのため深夜街を歩いていたり、飲酒や喫煙などで補導されることもあります。その時に女の子のスマホの履歴などから援交が発覚するわけです。
また、最近では「サイバー補導」と呼ばれる、いわゆるおとり捜査も行われています。警察官が一般男性のふりをして女の子の援交募集の書き込みに返信し、実際に待ち合わせて補導する、というものです。この場合は大抵女の子は援交が初めてではないので、過去の履歴などから発覚します。
それ以外にも、女の子の親や友人が様子がおかしいと思い、スマホをチェックしたら援交の形跡があり、警察に相談して発覚するケースや、他の男性と援交した際にトラブルになり、警察沙汰になって過去の援交が発覚するケースなどがあります。
とにかく、援交してもばれることはない、などと思わないことです。